生まれてきた場所や、環境、家族が違うだけで、
目の輝きを失った人生を送ることを送らなければいけない世界でいいのだろうか。
すべて平等などありえない。
しかし、がんばれば素晴らしい未来になるのかもしれないという希望は、
すべての人に与えられる世界になってほしいと思います。
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旅が好きで、世界各地をまわっています。
ネパールをまわったとき、一人のストリートチルドレンに出会いました。
名前はスーザン。
「マネープリーズ」
彼が言った最初の言葉。
ひどく悲しげで、輝きを失った彼の幼い目を見たとき、
僕の心に、怒りに似た感情が芽生えました。
幼い少年がたった10年程度でここまで悲しい目にならなくてはならなかった
その状況が許せなかったのです。
スーザンは両親に捨てられ、観光客にお金を乞うことで今まで生きてきました。
12歳だというスーザンの体は、日本の子でいうと8歳くらいの大きさしかありません。
お金を渡すことは簡単だけれども、僕にはそれが正しいことだとは思えませんでした。
放っておくことも自分できそうにない。
しかし、何をしたらいいのかわからない。
一旅行者の自分ができることなど限られている。
スーザンとお互いの話をしながら、自分に何ができるのかを考えていました。
そして、僕はスーザンに、自分の荷物を持ってほしいとお願いしました。
そのお礼として代金を払うと。
スーザンは一生懸命、僕の荷物を運んでいました。
自分の体より少し小さいくらいの荷物を、一歩一歩着実に。
目が合うと、にこっと笑うのだけれど、
笑いなれていないから、笑っているのは口元だけで、目がうまく笑えない。
そんな姿が愛おしく、そしてひどく悲しく感じました。
そしてお別れの日。
僕は日本語で「スーザンは荷物を運んでくれます。そのお礼としていくらでもいいので渡してもらえませんか」
と書いた紙をスーザンに渡しました。
「Its your job」と伝えて。
スーザンは何度も何度も「今度はいつくる?来年?再来年?」と聞きました。
僕はなんとか笑顔を作って、彼の小さい体をぎゅっと抱きしめながら言いました。
「いつ来れるかわからないけど、またくるね」
そして、空港の中へと入っていきました。
これが、僕とスーザンの物語。
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僕はスーザンに、物乞いではなく、「仕事」というものを知ってほしかった。
お金は誰かの役に立つことで、その代わりにもらえるものだよ、と。
スーザンにそれが伝わったかどうかはわからない。それがよかったのかどうかもわからない。
しかし、少なくとも、自分で考えて、自分にできることの最善は尽くしたいと思った。
僕は、誰かのきっかけになれたら幸せなんだと思う。
スーザンに「仕事」を知ってもらいたかったように。
一人旅してみたいけど勇気が出ない人に、「自分にもできるかも」と思ってもらえたり、
理不尽な仕事に苦しんでいる人に、「仕事ってやめてもいいんだ」と気づいてもらえたり。
<<誰かの想いが芽を出すきっかけに>>それが僕が目指していること。
そして、まず、自分の想いの芽を育てること。
自分が自分らしく、そしてのびのびとした生き方をすること。
それが今の自分にとって、フリーの社会人として、天職を見つけるということ。
そして、いつか世界中の子供たちが、自分の想いの芽を出せるんだと、希望を持てる世界に。
そのために、Child Fund Japan を応援します。
青さんのプロフィール
旅するキャリアカウンセラー。誰かの想いが芽を出すきっかけになりたい。旅×キャリア×空間。昨年、念願の世界一周にいってきました!